2005年3月31日未明   アンタレス食

2005年3月30日深夜(3月31日未明)、さそり座の1等星アンタレスが月の向こう側に隠される “アンタレス食” という現象が起こりました。条件の良い状態でアンタレス食を観察できたのは、1991年以来実に14年ぶり。また、1等星の星食が次に日本で条件よく見られるのは、2016年のアルデバラン食まで機会が無いそうです。

撮影機材
日本特殊光学製PN185改(D=18cm,Fl=990mm反射)
Vixen製LV-9mm + Nikon Coolpix 950 によるコリメート法 + 光学ズーム(固定)
ISO400設定 露出1/4秒
タカハシ製システム90赤道儀により、アンタレスを恒星時追尾
撮影地:群馬県伊勢崎市赤堀今井町・多田山

 
アンタレスの潜入

高度が低く、シーイングも悪かったため、ピント合わせに苦労しました。

2005年3月31日
00h27m46s〜00h28m34sの7コマ

詳細は以下の通り
@00h27m46s












A00h27h52s




















B00h28m07s




















C00h28m12s





















D00h28m17s




















E00h28m28s




















F00h28m34s
   
アンタレスの出現

アンタレスには伴星があることが知られていますが、出現の際はこの伴星が先に現れたようです。

2005年3月31日
01h39m22s〜
3コマ連写